結果が金で買える!?中国検索トップの「操作」を批判―グーグル

Record China    2008年11月20日(木) 12時36分

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2008年11月、検索サイト・グーグル中国は中国の大手検索サイト・百度の検索結果が公平性を損なっていると批判した。百度が反論し激しい舌戦となっている。写真は百度のトップページ。

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2008年11月、大手検索サイト・グーグル中国の李開腹(リー・カイフー)総裁は中国トップシェアの検索サイト・百度(Baidu)の検索結果が公平性を損なっていると批判した。これに百度も反論、両者は激しい舌戦を繰り広げている。19日、中国証券報が伝えた。

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百度は極めて異例の有料リスティング広告を採用していることで知られている。インターネット上で検索を行なうと、グーグルでは通常の検索結果の右横に広告が掲載されるが、百度の場合は通常の検索結果の上位に何の注釈もなく表示される。そのため百度のユーザーはどこまでが有料広告で、どこからが通常の検索結果なのかを知ることができない。

最近怪しい健康食品やニセ薬品の販売サイトが上位に表示される問題が表面化したほか、以前にはある企業名で検索すると、同業他社のサイトが最上位に表示されるなどの笑い話のような事件まで発生していた。また医薬品販売サイト・全民医薬網は先日、百度の手法は支配的地位の乱用にあたるとして、反独占法に基づき1億7000万元(約24億円)の賠償を求めて提訴した。百度は同サイトがスパム的手法を用いていると反論している。

グーグル中国の李総裁は百度の手法は検索結果の公正性を著しく損なうと批判している。一方、百度は現在検索サイト分野で最大の問題は効率性だと指摘、多量のスパムサイトが出現しユーザーの求める検索結果を表示することが難しい中、百度のリスティング広告は効率性を高める有効な手段だと反論している。

中国証券報は両社の争いの背景には、検索サイトの公正性を管理する法規、制度が存在していないことが問題だと指摘した。今後、先進国の事例を元に関連法規、業界規則を整備する必要性があると提言した。(翻訳・編集/KT)

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