<金融危機>出稼ぎ1千万人「正月帰省」早める、工場閉鎖で―中国

Record China    2008年11月18日(火) 6時31分

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15日、世界的な金融危機の影響で、中国では今年6月頃から労働集約型の輸出企業が相次いで閉鎖、職を失った出稼ぎ労働者が早めの正月帰省を余儀なくされている。写真は10月29日、帰省客で混雑する重慶駅。

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2008年11月15日、香港「文匯報」は、世界的な金融危機の影響で、中国では今年6月頃から労働集約型の輸出企業が相次いで閉鎖、職を失った出稼ぎ労働者が早めの正月帰省を余儀なくされていると報じた。

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記事によると、「農民工」と呼ばれる農村からの出稼ぎ労働者は、約2億1000万人。うち1000万人近くが失業のため、すでに早めの「正月帰省」を済ませた。特に「帰省客」が多いのは広東省。同省では10月11日〜27日、広州駅からの乗客が前年同期比12万8000人増にもなり、旧正月の帰省ラッシュ並みの混雑を迎えた。特に、四川、重慶、浙江、江蘇行きの旅客が多いという。

海外からの注文が激減した中国では、製造業の倒産が相次ぎ、現場を支えてきた「農民工」と呼ばれる内陸農村部からの出稼ぎ労働者の失業も急増している。国家発展改革委員会の統計によると、今年上半期に倒産した中小企業は6万7000社。珠江デルタでは10月の1か月で、50社近い香港企業が破産申し立てをした。年末にかけてその数はさらに加速を続け、香港企業全体の4分の1が倒産すると予想されている。(翻訳・編集/NN)

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