<続報>猫と間違え飼われたユキヒョウ、当局が保護し野生へ―新疆ウイグル自治区

Record China    2008年11月16日(日) 10時57分

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14日、新疆ウイグル自治区の牧畜民が今年5月に2匹の“子猫”を連れ帰り育てたところ、数か月後に国家1級保護野生動物の「ユキヒョウ」であることが判明した件で、同自治区林業庁がユキヒョウを保護し野生に還す意向であることが分かった。写真がそのユキヒョウ。

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2008年11月14日、新疆ウイグル自治区の牧畜民が2匹の“子猫”を連れ帰り育てたところ、国家1級保護野生動物の「ユキヒョウ(雪豹)」であることが判明した、という「亜心報」の報道が中国で大きな反響を呼んでいる。

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今年5月、新疆ウイグル自治区グルジャ(伊寧)県郊外の山間部で牧畜業を営む張培偉(ジャン・ペイウェイ)さんは、放牧中にオスメス2匹の“子猫”を拾い、家に連れ帰った。ペットとして飼うこと数か月、“子猫”はみるみる大きく成長し、専門家の鑑定によってユキヒョウであることが判明した。現在、体重は15kgを突破。毎日数kgの生肉をぺロリと平らげるため、「エサ代の負担が大きくなるばかり」と張さん一家は頭を抱えている。

苦境にある張さん一家を救いたい――。報道後、ネットユーザーから温かい声が相次いだ。また、国家保護野生動物に指定されているため売買は禁止されているが、経済的に余裕のあるビジネス家や繁殖業者からユキヒョウを譲り受けたいとの申し出もあるという。

新疆ウイグル自治区林業庁野生動植物保護管理所の責任者は、「皆様の温かいお気持ちには感謝しているが、ユキヒョウは一般動物と異なり、簡単に飼うことはできない。自治区野生動物救助センターが引き取るのがベスト。設備も環境も野生動物が生存するのに最適な条件を満たしている」とコメント。現在のところ2頭を保護したのち、同センターで訓練を受けさせ、将来的に野生に還す意向であることを明らかにした。

なお、同自治区イリ・カザフ(伊犁哈薩克)自治州では現在、赤十字会、紀律検査部門などの関連部門を窓口として、「ユキヒョウのためのチャリティー募金」口座が開設される見通しという。(翻訳・編集/SN)

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