<メラミン>各地で原乳検査員への暴行事件、検査強化による購入拒否への報復か―中国

Record China    2008年11月17日(月) 11時38分

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14日、メラミン混入事件を契機に各乳製品メーカーが原乳に対する検査を強化したことにより、原乳の購入を拒否された「ブローカー」との間に争いが起き、各地で検査員に対する暴力事件に発展している。写真は乳製品大手・蒙牛乳業の北京工場。

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2008年11月14日、メラミン混入事件を契機に各乳製品メーカーが原乳に対する検査を強化したことにより、原乳の購入を拒否された「ブローカー」との間に争いが起き、各地で検査員に対する暴力事件に発展しているという。「中国青年報」が伝えた。

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5日夜、大手メーカー・蒙牛乳業唐山検査所の検査員2人が暴漢5人に襲われ重傷を負う事件が発生。警察によると、犯人など詳しい状況はまだ明らかでないという。

検査員が襲われる事件は他の地区でも発生しており、背景には地元「ブローカー」の存在があると言われている。ブローカーは酪農家に融資の利便を図るなど、地元で大きな影響力を持つ有力者がほとんどで、企業が事業を開始する際の酪農家の取りまとめなどには欠かせない存在。

酪農家から買い叩いた原乳を、高値で企業へ売り大きな利益を上げてきたブローカーは、検査の強化による原乳購入拒否の増加でかなりの痛手を受けていると見られ、匿名の脅迫電話や脅迫状が企業宛に届いているという。

一連の暴力事件に対し、蒙牛乳業の担当者は「原乳の購入拒否に対するブローカーの報復」との見方を示している。(翻訳・編集/HA)

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