「倒産企業は時代遅れが原因」=政府は救済せず―広東省

Record China    2008年11月16日(日) 6時9分

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14日、広東省の汪洋党委書記は、「倒産した企業は時代遅れの生産システムなどが原因で淘汰されたものだ。政府としては失業者対策には力を入れるが、時代遅れの企業を救済することはできない」と語った。写真は閉鎖した広東省東莞市の玩具工場。

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2008年11月14日、広東省の汪洋(ワン・ヤン)党委書記は、同省で大量の企業が倒産、廃業に追い込まれているというニュースに関し、「倒産した企業は時代遅れの生産システムなどが原因で淘汰されたものだ。政府としては失業者対策には力を入れるが、時代遅れの企業を救済することはできない」と語った。「東方網」が伝えた。

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汪書記は「金融危機など様々な要因で広東省の経済も一定の影響を受けているが、基本的には問題はない」とした上で、同省で今年すでに5万件以上の企業が倒産したといううわさについて、「倒産件数の真偽は別にして、これらの企業に有名な大企業は含まれておらず、いずれも時代遅れの生産システムなどを採用している企業ばかりだ。こうした企業が倒産に追い込まれたのは市場経済のルールが作用したに過ぎない」との見方を示した。

さらに、「産業構造の調整が進む中で、政府がすべきことは社会保障機能の整備、失業者への救済、対策である」と強調。「市場経済のルールに逆らうようなこと、すなわち時代遅れの企業を政府が救済するようなことはできない」とし、「我々は現在直面している問題について分析や解決策の検討を経て、新たな体制、新たな産業システムの構築に挑戦し、広東省の経済をさらに良く、さらに早く発展させるべきである」と語った。(翻訳・編集/HA)

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