粗悪なメラミン食器からメラミン溶出の可能性―中国

Record China    2008年11月12日(水) 8時15分

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11日、環境保護専門家・董金獅氏はある講演会で「粗悪なメラミン食器からはメラミンが溶出する可能性があり、子供が知らずに摂取してしまう恐れがある」と指摘した。写真はスーパーの食器売り場。

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2008年11月11日、環境問題の専門家・董金獅(ドン・ジンシー)氏はある講演会で「粗悪なメラミン食器からはメラミンが溶出する可能性があり、子供が知らずに摂取してしまう恐れがある」と指摘した。「新京報」が伝えた。

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董氏によると、メラミンは食品の包装材や農薬、化学肥料などに原材料として使われているため、健康に害のない微量のメラミンが食品に残ったり、移ったりすることもあるという。また、化学物質の「メラミン」とメラミン食器の材料となる「メラミン樹脂」は物質そのものが別のもので、メラミン樹脂を成形する際に原料のメラミンはほぼ全量反応し、メラミン単体としてはほとんど存在しなくなるため安全性には問題ない、と話す。

ただし、粗悪なメラミン樹脂に限っては、メラミンが全量反応していない可能性もあり、特に電子レンジなどの高温で利用すると成分が溶出する危険性が高い、と指摘している。

董氏は消費者に対し、「心配しすぎる必要はない」とし、メラミン食器について「正規の販売店で購入する」「鮮やか過ぎたり濃い色のものは避ける」「洗う際は軟らかい布を使い、表面を傷つけない」などのアドバイスをしている。(翻訳・編集/HA)

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