<中華経済>石油大手2社が石油精製を縮小、在庫増で―中国

Record China    2008年11月12日(水) 7時23分

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11日付毎日経済新聞によると、中国石油天然気集団(CNPC)と中国石油化工集団(シノペック)の国有石油大手2社が、ガソリンなど石油製品を精製するための原油処理量の削減に乗り出した。

2008年11月11日、11日付毎日経済新聞によると、中国石油天然気集団(CNPC)と中国石油化工集団(シノペック)の国有石油大手2社が、ガソリンなど石油製品を精製するための原油処理量の削減に乗り出した。

国内では景気後退を背景に石油製品需要が低迷する一方で、原油高により運転を停止していた地方の民間石油精製工場が、国際原油価格の下落に伴う石油小売価格の引き下げを期待して運転を再開。石油製品に供給過多の傾向がみられ始めた。

さらに年末から来年初頭にかけて原油処理能力にして5400万トンの精製工場が新規稼働を予定。最低でも石油製品の消費量の月間伸びペースを大幅に上回る毎月200万トンの石油製品が増産される計算となり、今後も供給過多が進むことが予想される。

こうした情勢下、シノペックでは鎮海精製工場の11月の原油処理量を10月より9%削減するとともに、天津の精製工場の運転再開時期を当初予定していた10月中旬から11月中旬に延期。11月のガソリン、ディーゼル油の計画生産量を通常時の半分に減らした。

シノペックの08年7−9月期決算によれば、同社の原油と石油製品の9月末現在の在庫は金額にして約1600億元。アナリストは「在庫が増える中で精製ピッチを維持すれば、損失拡大は必至」と指摘した。(翻訳・編集/HI)

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