女性の8割が出産に消極的、育児費など負担増で―香港

Record China    2008年11月12日(水) 22時8分

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10日、香港の夫婦1組あたりが出生する子供の数は、30年前と比べ半減したと伝えられた。また、出産に消極的な女性が81%にも達しており、経済的な負担増が大きな原因と見られている。写真は働く香港女性を支えるフィリピン人家政婦ら。

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2008年11月10日、香港女性の出生・養育率が下ったとのニュースが伝えられた。女性の8割が出産に消極的だという。香港紙・文匯報の報道を中国新聞網が伝えた。

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香港家計会が07年末〜08年4月にかけ、1510人の既婚および同棲中の女性などを対象に行った調査では、夫婦1組あたりが出生する子供の数は、30年前の3.3人から1.5人にまで減少。子供を2人生みたいと考えている女性は、92年の調査では59%を占めていたが07年では50%足らずに低下した。その一方で、子供を1人生みたいと考えている女性は11%から26%に増加しているという。また、81%の女性が出産に消極的で、「経済的な負担が大きい」「今いる子供だけで十分」「年齢が高いため」が出産に消極的な3大理由になっている。

ある会計業従事者によれば、子供が成人するまでにかかる費用は約244万香港ドル。これは夫婦共働きで、ベビーシッターや海外留学の費用なども含んだ計算ではあるが、経済格差の拡大もあり、育児負担は増している。また、女性の社会進出が進んだことで女性の負担が増すことになり、これも出産に消極的になる大きな一因となっているという。(翻訳・編集/岡田)

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