砂漠化面積の20%が好転―中国

Record China    2008年11月11日(火) 10時39分

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8日、中国では01年以来、砂漠化した土地を毎年平均192万平方メートル改善しており、何らかの効果が現れた地域は砂漠全体の面積の約20%に達したことが分かった。写真は砂漠化する内モンゴル自治区。

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2008年11月8日、中国では2001年以来、砂漠化した土地を毎年平均192万平方メートル改善しており、何らかの効果が現れた地域は砂漠全体の面積の約20%に達し、一部地域では生態環境に明らかな好転の兆しが現れていることが分かった。新華社通信が伝えた。

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中国−地球環境基金(GEF)干ばつ生態システム土地退化防止協力関係(中国GEF協力関係)の中央プロジェクト委員会の江澤慧(ジャン・ザーホイ)副主任はある会議の席上で、「土地の退化は人類の生存と発展にとって重大な問題であり、国際社会からも大きな注目を集めている。中国GEF協力関係では土地退化の要因を根本から解消し、改善の効果と効率を高めるための試みを行っている」と話した。

関係者によると、中国GEF協力関係の実施してきた「土地退化防止能力構築プロジェクト」は、土地の退化を抑制し、貧困の減少と中国西部地区の干ばつ解消のための基礎を固めるプロジェクトで、実施以来この4年間で内モンゴル自治区や青海省など土地退化の深刻な6つの省・区で大きな成果を上げてきたという。

江副主任は「中国は世界でも水による土地流出と砂漠化が最も深刻な国家のひとつで、土地流出面積は国土面積の37%、砂漠化している面積は18.12%にも及んでいる」とし、「土地退化が地域社会発展阻害の主な原因であり、今後も中央政府と連携を図りつつ土地退化の防止・改善に力を入れて行きたい」と語った。(翻訳・編集/HA)

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