<続報>事故死をきっかけに数千人参加の暴動=政府が賠償金支払いを発表―広東省深セン市

Record China    2008年11月9日(日) 10時45分

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7日、バイク運転手の死亡事故をきっかけに数千人が参加する暴動が発生した。8日、深セン市政府、同市宝安区政府は死者に賠償金を支払うこと及び死亡事故の原因となった検問を実施した政府関係者を逮捕することを発表した。写真は暴動現場。

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2008年11月7日、バイク運転手の死亡事故をきっかけに数千人が参加する暴動が発生、警察署を襲撃した。8日、深セン市政府、同市宝安区政府は死者に賠償金を支払うこと及び死亡事故の原因となった検問を実施した政府関係者を逮捕することを発表した。8日、新華社が伝えた。

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発端となる死亡事故が起きたのは7日午前のこと。宝安区は違反車両摘発のため検問を実施していたが、検問地点を李国超(リー・グオチャオ)さんが運転する二人乗りのバイクが通過した。バイクはナンバープレートを取得しておらず、また李さんも無免許だった。李さんはバイクを飛ばして逃走をはかった。それを止めようとある検問スタッフはトランシーバーを投げつけたところ命中してしまい、李さんは転倒し死亡してしまった。

事件後、不満を持った家族が警察署に遺体を運び込み、爆竹を鳴らすなどして抗議した。当初30人程度だった参加者は次第に膨れあがり、最終的には数千人が参加する暴動へと発展した。

暴動は8日未明に収束したが、市政府及び区政府は8日に遺族に20万元(約280万円)を賠償すること、死亡事故のきっかけとなった検問スタッフを逮捕すること、警察署に運び込まれた遺体は葬儀場に安置し家族の同意があるまで検視及び火葬しないことを発表した。(翻訳・編集/KT)



   

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