数千人が暴動、パトカー破壊し警察署を襲撃―広東省深セン市

Record China    2008年11月8日(土) 14時27分

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7日午後から8日未明にかけ、深セン市で市民が警察署を襲撃する暴動が発生した。検問から逃走したバイク運転手の死亡に端を発したこの事件だが、この死に疑問を覚えた家族や知人らがパトカーに火をつけ警察署内を破壊した。写真は現場の様子。

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2008年11月8日、新華網によると、7日午後から8日未明にかけ、深セン市宝安区で市民が警察署を襲撃する暴動が発生した。検問から逃走したバイク運転手の死亡に端を発したこの事件だが、この死に疑問を覚えた家族や知人らがパトカーに火をつけ警察署内を破壊したという。

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7日、都市管理の徹底をめざした宝安区が、違反車両追放のため区内各所で検問を実施。午前9時20分ごろ、ある検問地点を李国超(リー・グオチャオ)さんの運転する二人乗りのバイクが通過。このバイクにはナンバープレートがなく、李さん自身も無免許であった。李さんはバイクを止め、後部座席の人物を下ろすと猛烈な勢いでその場を逃走した。

逃走した李さんのバイクは、信号にひっかかったため、逆方向に逃げようと再度検問所前を通過したその時、作業員がトランシーバーを李さんに投げつけた。トランシーバーは李さんの頭部に直撃し、コントロールを失ったバイクは電柱に激突。李さんは病院に搬送されたが死亡した。

この検問は警察が行ったものではなかったが、警察による検問と誤解した家族が、7日午後1時ごろ、30人ほどで警察署に抗議。検問にあたっていた警官を出すよう求めた。午後2時30分ごろには李さんの遺体を警察署に運び、再度抗議。署内の物品を破壊し、爆竹に火をつけた。さらに、午後5時ごろには警察署の周囲には2000人以上が集まり、警察署に投石などを繰り返した。8日未明、集まった人々は解散したという。(翻訳・編集/小坂)

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