<中華経済>発改委関係者「砂糖輸入の全面停止を」メーカー救済へ―中国

Record China    2008年11月4日(火) 20時51分

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4日付香港・経済通によると、国家発改委流通司は、08−09年度の中国での砂糖供給量が需要量を200万トン前後上回る見通しを基に、砂糖の輸入減少または輸入を全面的に停止すべきとの考えを示した。経営環境が悪化している国内製糖メーカーの救済が狙い。

2008年11月4日、4日付香港・経済通によると、国家発展・改革委員会(発改委)流通司の馬占平副司長はこのほど、08−09年度の中国での砂糖供給量が需要量を200万トン前後上回る見通しを基に、砂糖の輸入減少または輸入を全面的に停止すべきとの考えを示した。経営環境が悪化している国内製糖メーカーの救済が狙い。

馬副司長によると、07−08年度は砂糖の供給過多が深刻化しており、価格は大幅に値崩れした。製糖メーカーの3分の1は赤字経営で、利益を計上している企業も全体の3分の1にとどまった。世界的な金融危機や粉ミルクに有害物質メラミンが検出された事件など悪材料が重なる中、08−09年度は製糖メーカーの経営がさらに苦境に追い込まれるとみられる。

予想される08−09年度の全国での砂糖消費量は1450万−1480万トン。生産量は1480万トンと前年並みとなる見通しだが、輸入分と在庫量を加えると総供給量は1650万トンに達し、需要量を上回ることになる。

馬副司長は砂糖価格の値崩れ防止策として、輸入を抑制するほか、国や地方政府、企業が3者共同で在庫管理を行い、市場への流入量を押さえ込む必要があると指摘した。(翻訳・編集/KS)

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