第63回ベネチア国際映画祭・金獅子賞の受賞者発表

2006年8月30日からイタリアで開催されていた「第63回ベネチア国際映画祭」の授賞式が、9日夜（日本時間10日未明）に行われた。コンペティション部門の最高賞である金獅子賞には、中国第6世代の代表的映画人・賈樟柯（ジャジャンクー）監督の、サプライズ出品作「三峡好人（サンシャハオレン）」が選ばれた。1999年に行われた第56回ベネチア国際映画祭以来、７年ぶりの金獅子賞受賞となる。賈監督は授賞式でのコメントで、自らのスタッフと日本の北野武監督が率いる映画制作プロダクション「オフィス北野」の協力に感謝すると、マスメディアの前で延べた。賈樟柯監督は1970年5月29日、中国山西（さんせい）省の汾陽（ふんよう）市に生まれた。18歳の時に山西省の省都・太原（たいげん）市で油絵を勉強。この頃、第5世代の陳凱歌（チェン・カイコー）監督の「黄色い大地」を見て映画に関心を持ち、1993年に北京電影学院に入学した。

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