<メラミン>飼料への混入は「公然の秘密」、次はスッポンやうなぎか―中国

Record China    2008年10月30日(木) 22時38分

拡大

30日、汚染粉ミルクから端を発した中国製食品の化学物質メラミン混入問題で、動物や鶏の飼料にメラミンを添加するのは業界では「公然の秘密」であると中国紙が報じた。資料写真。

(1 / 4 枚)

2008年10月30日、中国紙「南方日報」は、汚染粉ミルクから端を発した中国製食品の化学物質メラミン混入問題で、動物や鶏の飼料にメラミンを添加するのは業界では“公然の秘密”であると報じた。

その他の写真

動物や鶏、養殖魚などの飼料に添加されているのは、「蛋白精」(=タンパクの素)と呼ばれる “ニセタンパク質”。メラミン工場から出た廃棄物だ。中国でのタンパク質含量の測定は、中に含まれる窒素の量から判断されるが、メラミンの窒素含量は66%と高く、これを混入することで表面上はタンパク質が増えたように見える。値段も安く、普通の検査では検出されないという“利点”もあり、あっという間に普及していったようだ。広東省の飼料業界関係者は、「少なくとも5年前から始まっていた」と証言している。

中国製食品のメラミン汚染問題は、赤ちゃん用粉ミルクから卵にまで広がっている。記事は、特にスッポンやうなぎなどの水産養殖業でも早くから恒常化していたといい、「次なる飛び火は確実」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携