2008年10月30日、中国人民銀行（中央銀行）は29日、商業銀行の貸出・預金基準金利を30日から引き下げると発表した。期間1年の貸出・預金基準金利はそれぞれ0．27ポイント引き下げ6．66％、3．60％とする。

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利下げは9月16日以降、わずか1か月半足らずで3回目。人民銀は利下げの理由について触れていないが、世界的な金融危機が中国の実体経済に及ぼす影響が懸念される中、金融緩和によって景気を下支える姿勢をより鮮明に打ち出した格好だ。

人民銀の周小川総裁は26日、「世界的な金融危機が中国に及ぼす影響は軽視できない」と発言した上で「柔軟な金融政策を実行する」と表明していた。（翻訳・編集/HI）