世界経済の6%を占める巨大経済体に=成長鈍化など先行きに不安も―中国

Record China    2008年10月28日(火) 16時45分

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27日、国家統計局は2007年の経済統計を発表した。改革開放以来30年間の経済成長により、中国は米国、日本、ドイツに続く世界第4位の経済体となった。写真は深セン港。コンテナ取扱量で世界第4位となった。

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2008年10月27日、国家統計局は2007年の経済統計を発表した。改革開放以来30年間の経済成長により、中国は米国、日本、ドイツに続く世界第4位の経済体となった。中国新聞社が伝えた。

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1979年から2007年にかけて中国のGDPは年平均9.8%の急速な成長を達成した。これは世界平均の3%を大幅に上回るもの。日本の高度成長期の9.2%、韓国の8.5%と比べても全く遜色がない。2007年、中国のGDPは3兆2801億ドル(約307兆円)に達し、米国、日本、ドイツに続く世界第4位の経済体として、世界経済全体の6%を占める存在となった。

一方で、国家統計局の報告書は現在の経済成長が手放しで喜べる状況にはないことも指摘している。市場の未整備、構造矛盾と粗雑な発展モデルはいまだに変化がなく、農業基盤の脆弱性や貧困人口の多さもネックとなっている。またサブプライムローン危機に端を発する世界的な金融危機も今後の中国経済に不安感を与えていることも見逃せない。2008年第3四半期の経済成長率は9%にまで下落、2007年第2四半期をピークに下落傾向にある。(翻訳・編集/KT)

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