柑橘類の「ウジ虫」被害拡大、損失200億円超に―湖北省

Record China    2008年10月27日(月) 17時14分

拡大

27日、四川省でミカンからウジ虫が見つかった事件が原因で、湖北省産のミカンの販売が大きく落ち込んでいる。被害額は200億円以上になる可能性があるという。写真は同省宜昌市産のミカンの出荷準備。

(1 / 4 枚)

2008年10月27日、四川在線によると、「四川省産のミカンにウジ虫が入っている」との情報がインターネットなどを通じて広がったことが原因で、中国で主要な柑橘類産地である湖北省のミカンの販売が打撃を受けている。

その他の写真

湖北省農業庁の李伝友(リー・チュワンヨウ)主任によれば、例年ではこの時期にはミカンの出荷量は全体の7割程度に達しているはずだが、今年は3割程度でしかない。今年は例年と比べて豊作のため、販売増が見込まれていたが、「ウジ虫事件」の影響で販売は完全にストップ。価格を半値以下に下げても売れ行きは芳しくなく、生産者は深刻な打撃を受けているという。

湖北省は中国を代表する柑橘類の産地だが、その主力は温州ミカン。李主任は、温州ミカンの出荷時期は残りわずか1か月となっており、事態が打開されなければ湖北省全体の被害額は15億元(約225億円)に達する可能性があると指摘。また、省農業庁では特別対策室を設置して対応にあたっているが、被害が余りに大きいため、生産者への十分な補償は難しいという。ミカンの販売不振は噂による悪いイメージが原因だとし、生産者の救済には市民の消費による協力が不可欠だと話している。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携