頻発する炭鉱事故は官僚の汚職腐敗が原因、当局認める―中国

Record China    2008年10月27日(月) 13時43分

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24日、中国国家安全生産監督管理総局は、度重なる国内の炭鉱事故発生の原因について、「官僚と業者との癒着などの腐敗現象」にあると指摘。写真は9月20日、黒龍江省鶴崗市の炭鉱で発生した火災事故。

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2008年10月24日、国家安全生産監督管理総局の報道官で国家炭鉱安全監察局副局長の黄毅(ホアン・イー)氏は、近年多発する炭鉱事故の背景に「腐敗現象」が存在することを指摘した。「中国新聞網」が伝えた。

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黄報道官は24日に中国政府の公式ホームページ上でネットユーザーとの交流会を実施。「炭鉱事故発生を防ぐために安全生産形勢をいかに好転させるか?」をテーマにユーザーと意見交換を行った黄報道官は、「今年に入り30人以上の犠牲者を出した炭鉱事故が全国で10件発生している」と述べたうえで、その主な原因として「違法操業、不法生産」「安全合格証の不所持、偽造」「監督不足」「官民の癒着による腐敗現象」の4点を挙げた。

「腐敗現象」については、「官僚と業者が結託して利益共同体となり、官僚は業者の違法操業と不法生産を庇護して、上層部には虚偽の報告をする。官僚の保護の下で違法業者は大手を振って違法操業を繰り返すため、これが大事故に繋がる」と分析。

黄報道官はさらに前述の10件の大事故について、「国務院が事故調査班を編成して事故原因や事故による損失、事故の間接的責任者や直接的責任者についての究明を急いでおり、結果が判明次第ただちに公表する」と述べている。(翻訳・編集/本郷)

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