2008年10月15日、雲南省昆明市の雲南師範大学幼稚園は社会科見学を実施、ホルマリン漬けの人体標本が並ぶ博物館を訪れた。まだ幼い子どもたちにあまりにショッキングな体験をさせたことに批判が集まっている。16日、春城晩報が伝えた。

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子どもたちが訪問したのは昆明医学院人体解剖学標本陳列室。省の科学普及基地としてこれまで大学生など多くの団体の参観を受け入れてきた。しかし幼稚園児を受け入れたのはさすがに初めてだという。本物の臓器や骨格を見た子どもたちの反応はというと、「ミイラだ」などと歓声を上げ大喜びしている者から、気分が悪くなって参観を中止する者までさまざまだった。

幼稚園児に人体標本を見せるという前代未聞の企画だが、賛否が割れている。一部の父兄は「人間の体について勉強する絶好の機会」と歓迎しているが、ある心理カウンセラーは「幼児は人体や生命に関して総合的な知識がなく人体標本はあまりにも恐ろしすぎるもの。こうしたショッキングな記憶は成人後にも影響を与えるトラウマになる可能性まである」として批判している。（翻訳・編集/KT）