化学工場建設に反対、市民がブログでデモ呼びかけ―浙江省台州市

Record China    2008年10月16日(木) 7時55分

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14日、福建省アモイ市で昨年、有毒の化学物質パラキシレン(PX)を製造する工場の建設プロジェクトが住民の反対で中止に追い込まれた件で、建設地を浙江省台州市に移した台湾企業が、秘かに計画を続行していたことがわかった。写真は台州市。

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2008年10月14日、福建省アモイ市で昨年、有毒の化学物質パラキシレン(PX)を製造する工場の建設プロジェクトが住民の反対で中止に追い込まれた件で、建設地を浙江省台州市に移した台湾企業が、秘かに計画を続行していたことがネットユーザーのブログで告発された。

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「保衛台州」(=台州を守ろう)と題したこのブログによると10月初め、PX製造工場の建設プロジェクトが建設地を台州に移して続行されていたことがわかった。生産量はアモイの3倍。ブログは4度も当局によって削除されたが、住民への呼び掛けを続けている。計画を知った住民の間にも不安が広がり、「アモイに倣って大規模なデモを展開しよう」とする動きが出始めた。だが、こうした動きは現地メディアではほとんど報道されていないという。

このプロジェクトは当初アモイで進められていたが、環境汚染による健康被害を懸念した住民達が大規模なデモを起こすなど反対運動を展開、アモイ政府に中止を決断させていた。(翻訳・編集/NN)

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