変わる都市景観、高層ビルや歴史建築に広告禁止へ―上海市

Record China    2008年10月15日(水) 19時14分

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12日、上海市は、高層建築物などに広告の設置を禁じる措置を取ると発表した。新規定では、20階建て以上または高さ60m以上の建築物、高架道路および優秀歴史建築に指定の建築物に広告の設置が禁じられる。写真は04年、上海市ビル外壁に設置された映画広告。

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2008年10月12日、上海市は、高層建築物などに広告の設置を禁じる措置を取ると発表した。同市計画局が前日、公式HP上で「上海市戸外広告設備設置陣地計画に関する公示」を掲載した。東方早報の報道。

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新規定では、20階建て以上または高さ60m以上の建築物、高架道路および優秀歴史建築に指定の建築物に広告の設置が禁じられる。さらに、バス停、緑地などの公共設備も対象となる。これは都市の歴史的景観・美的景観の保持、交通や公共設備における機能性の保護、生態保護や居住環境の保護を目的としている。

同市は、かねてより屋外広告の設置について調整を進めており、新たな屋外広告の設置許可を一時的に停止していた。今回の規定では、市内各地区を広告設置禁止区・抑制区・展示区と3つに区分けし、都市繁栄のシンボルとして景観を演出するエリアには、規定に基づいて広告設置することを許可している。広告設置が禁じられるのは主に市内632か所の歴史建築物や、それらが多く残される道路や地区全体、人民広場など公共空間となる。(翻訳・編集/愛玉)

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