インドの中国並み発展、「都市化が不可欠」―シンガポール元首相

Record China    2008年10月14日(火) 16時36分

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13日、シンガポールのリ・クアンユー元首相は、海外在住インド人が開いた国際会議の席で、インド経済が同じアジアの大国である中国に遅れをとっているのは都市化が進んでいないからだ、と述べた。写真はインドのデリー市。

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2008年10月13日、シンガポールのリ・クアンユー(李光耀)元首相は、海外在住インド人が開いた国際会議の席で、インド経済が同じアジアの大国である中国に遅れをとっているのは都市化が進んでいないからだ、と述べた。中国評論新聞が伝えた。

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リー元首相は、「インド経済の発展速度は、中国の6割程度に過ぎない」と指摘。両国間の格差は、年々拡大していると述べた。その上で、インドのP.チダンバラム財務大臣が先月17日、ニューデリーで行った演説で「インドは過去10年間、多くのチャンスを逃してきた。インドの農村生活は、理想化され過ぎている」と発言したことを挙げ、「これこそがインド経済発展のキーワード」と強調した。中国は30年間の改革開放で都市人口が20%増えたのに対し、インドでは労働人口の60%近くを農業人口が占めている。

インドは91年から経済改革を推進。外国資本の直接投資が許されるなど、経済の自由化が進められてきた。07年の経済成長率は9%で中国に次ぐ世界第2位。米投資銀行大手のゴールドマンサックスは03年、インドは2035年までに日本を抜き世界第3の経済大国になると予想している。(翻訳・編集/NN)

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