<ダライ・ラマ>仏テレビが異例の批判、CIAとの関係も―中国メディア

Record China    2008年10月14日(火) 12時21分

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9日、チベット問題で中国に対し批判的だったフランス国営テレビがダライ・ラマのマイナス面を採りあげた特集番組を報道。ダライ・ラマと米CIAとの関係も暴露したという。写真は7日、上海で開催中の「チベット今昔写真展」。

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2008年10月12日、中国の「環球時報」はフランス国営テレビ「France 2」が9日、「ダライ・ラマの軌跡」というテーマの特集番組を放送したと伝えた。同テレビ局は北京五輪前に、チベット問題に絡んで中国に関する一連のマイナス報道を行っているが、今回の特集はダライ・ラマに関する「負の部分」を採りあげた異例の内容。

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「ダライ・ラマの軌跡」は「政治不干渉の宗教的指導者」と称する彼の矛盾した言動に注目。今年の訪仏前に「政治的活動は行わない」とマスコミに宣言しながら、訪仏後は上院議員30人を前に「中国のチベット弾圧」を訴え、同国政界の反中感情を煽っていた。番組では、ダライ・ラマがその後の記者会見でなおも「今回の訪仏は古くからの友人に会うため」と話している場面を流した。

チベットの歴史に関しては、14世紀以降のチベットの世界から取り残された封建的統治について紹介し、ダライ・ラマが逃亡するまで同地で行っていた専制政治についても詳しく説明していた。これは西側諸国のチベット報道にしては、極めて珍しい報道姿勢だといえる。

ダライ・ラマと米CIAとの深い関係についても番組は暴露しており、1956年から1973年まで毎年130万ドル以上の金銭的援助をCIAから受けていたと報道。米国には彼を支援する富豪が多く、毎年60万ドルを彼に渡す者もいるため、「ダライ・ラマは大富豪だ」と視聴者に訴えていた。(翻訳・編集/本郷)

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