<金融危機>アメリカ留学、上海の学生に根強い人気―中国

Record China    2008年10月14日(火) 11時26分

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11日、アメリカが金融危機に直面する中でも、さまざまな理由からアメリカ留学は上海地区の学生の間で根強い人気をみせている。写真は08年上海教育博覧会。

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2008年10月11日、アメリカが金融危機に直面するなかでも、さまざまな理由からアメリカ留学は上海地区の学生の間で根強い人気のようだ。中国新聞社が伝えた。

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11日、上海市で「アメリカ私立高校合同説明・入試会」が開催され、上海地区の中学生とその父兄200人余りが参加した。面接試験で受験生は流ちょうな英語を披露。マーサーズバーグ・アカデミーやコッター・ハイ・スクールといった学費が安い5つの名門私立高校に人気が集中した。

「金融危機後、アメリカで留学生の募集を重視する国策が発表されるかもしれないと聞きました。これは、留学チャンスだなって思いました」。そう語るのは、上海建平中学2年生の郭宇杰(グオ・ユージエ)さん。ある受験生の父兄は「高校からのアメリカ留学は、大学進学のためのステップです。金融危機が現時点で子どもの留学に不利となるとは言い切れません」と語る。

アメリカ留学専門の代理店「学美公司」でコーディネーターを務める張恒瑞(ジャン・ヘンルイ)氏は、「金融危機の悪影響は今のところないが、全体的見通しについては監視が必要」と語る。学生らにとってアメリカ留学は喜びと不安が半々だろう。しかし、金融危機による金銭的な利点もある。学費負担が多少減るため、進学チャンスが増えるかもしれないのだ。中国人学生が必要なアメリカ留学費用は、年間3〜4万ドル。都市部の富裕層の間で、留学の低年齢化は一種の社会現象となっている。

「将来的にアメリカの学校は外国人学生の補助金を削減していくだろう。さらに現地の雇用市場には不安定要素がある。こうした意味で、アメリカ留学には更なる試練が待ち構えている」と張氏は厳しい見方も示している。(翻訳・編集/SN)

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