<汚染粉ミルク>9月14日以前に製造の乳製品を全面撤去―中国

Record China    2008年10月13日(月) 15時37分

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2日、福建省工商部門関係者によると、中国国務院の製品品質・食品安全指導グループ弁公室は、9月14日以前に製造された粉ミルク、液状ミルクをすべて撤去するよう指示している。写真は中国のスーパーに並ぶ「メラミン未検出」シールが貼られた牛乳。

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2008年10月12日、「星島網(Sing Tao)」が伝えたところによると、中国国務院の製品品質・食品安全指導グループ弁公室は、9月14日以前に製造された粉ミルク、液状ミルクをすべて撤去するよう指示しているという。

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国務院の通知は、福建省工商部門の関係者が明かした。これまでは、「(有害物質の)メラミンが検出された粉ミルク、液状ミルクをすべて撤去するように」との指示だったが、今回は「中国全土の省・市は、いかなるメーカー、ブランドであれ、9月14日以前に製造された粉ミルク、液状ミルクをすべて撤去するように」との指示になる。

国務院の指示を受けて福建省工商総局は、省全域の工商局員に土日休みを返上して今月11日から2日間のうちに撤去作業を完了するよう命じている。今回の撤去指示について記事は、「先ごろ実施された抜き打ち検査で、9月14日以前に製造された乳製品からメラミンが検出されたためではないか」と推測している。

汚染粉ミルク事件の発生以来、国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は、メラミンが検出された乳幼児用粉ミルク69ブランドと問題のある液状ミルク24ブランドをすべて撤去するよう指示していたが、メラミンが検出されなかった残りの問題製品については撤去を指示していなかった。

大量の当該製品が消費者の手元に渡ったものと考えられるが、福建省工商部門の関係者は「今回の撤去は、安全性を考慮してのこと。当該製品すべてに問題があるわけでは決してない」と発言している。なお、企業にリコール(無償回収)を命じる関連部門からの通知は、現在のところ届いていないという。(翻訳・編集/SN)

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