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2008年10月9日、ロイター通信は世界株安の影響を受け非鉄金属価格の続落が続くなか、中国の国家物資備蓄局が大規模な銅の買い付けを計画していると報じた。写真は山東省の銅製品工場。
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2008年10月9日、ロイター通信は世界株安の影響を受け非鉄金属価格の続落が続くなか、中国の国家物資備蓄局が大規模な銅の買い付けを計画していると報じた。10日、中国時報が伝えた。
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ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場は今年7月の最高値より40%下落、10月8日にはトンあたり5212ドル(約52万円)と31か月ぶりの安値となった。金融危機の影響から投げ売りが続いたためで、銅以外でもアルミやニッケルなどの非鉄金属や天然ガス、石炭、ウランなどエネルギー資源も続落している。
ロイター通信は国家物資備蓄局が銅買い付けを計画しているとの同局官僚の証言を掲載した。当初の規模は30万トン程度だが、最終的には70万トンと中国の備蓄銅の50%相当を買い入れる計画だという。成功すれば中国は安価に銅備蓄を増やすことに成功するが、2005年には国家発展改革委員会国家物資備蓄調節センターが同先物取引に失敗し6億ドル(約600億円)の損害を出した事件もあり、慎重にならざるを得ないのも事実。中国政府が先物取引に参入するのか、注目を集めている。(翻訳・編集/KT)
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