<汚染粉ミルク>各国の輸入規制は「理解できる」―中国商務部

Record China    2008年10月12日(日) 8時8分

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10日、中国商務部はメラミン混入の恐れがある中国製食品に対する各国の輸入規制について、「国民の健康を重視した措置だとして理解できる」との姿勢を示した。写真は中国のスーパーに並ぶ乳製品。

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2008年10月10日、中国商務部の報道官は一連のメラミン混入乳製品とこれを原料に含んだ食品に対する各国の輸入規制に関し、「食品の安全と国民の生命および健康を重視した措置であり、理解できる」との談話を発表した。新華社サイト「新華網」が伝えた。

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同報道官はさらに「中国政府は食品の安全性と品質を特に重視しており、国民の生命と健康の保護は最優先されるべきものとして位置づけている。三鹿集団の汚染粉ミルク事件以降、政府は国家重大食品安全事故1級レベルを発令し、国内の関係各部門の協力の下、全力でその対応に取り組んできた」と発言。

「国家質検総局は輸出されるすべての乳製品に対し検査を実施。9月10日からは牛乳および乳製品、9月20日からは乳製品を材料に含んだ食品についてもメラミン混入検査を実施している。現在、国内の牛乳および乳製品の品質状況は好転したといえよう」と述べた。

また、各国政府が行っている中国製乳製品に対する輸入規制については、「WTO(世界貿易機関)のSPS協定(衛生植物検疫措置の適用に関する協定)の原則を遵守し、WHO(世界保健機関)の基準を尊重して、客観的かつ公正で事実に基づいた判断で行うべきだ」として、中国製乳製品に対する差別的な措置や正常な貿易関係を損なうような措置をとらぬよう各国に対し釘をさした。(翻訳・編集/本郷)

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