「支配権維持に必死」=台湾向け武器供与を批判―米華字紙

Record China    2008年10月9日(木) 12時40分

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6日、米国が台湾に総額64億6300万ドル相当の武器輸出を発表した件で、米華字紙は「米国は中台の軍事均衡に努め、自らの支配権を維持しようと企んでいる」とする論評を掲載した。写真は米空軍のF22戦闘機「ラプター」。

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2008年10月6日、米華字紙「僑報」は、米国が3日、台湾に総額64億6300万ドル(約6480億円)相当の武器を輸出すると発表した件について、「米国は両岸(中国と台湾)の軍事均衡に努め、自らの支配権を維持しようと企んでいる」とする論評を掲載した。中国新聞網が7日付で伝えた。

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米国政府は3日、台湾向けに地対空誘導弾「パトリオット・ミサイル3」(PAC3)330発や多目的戦闘ヘリコプターAH64D「アパッチ・ロングボー」30機、F16やF5E/F戦闘機の部品、潜水艦発射型対艦ミサイル「ハープーン」32発など総額64億6300万ドル相当の武器を輸出すると発表した。今回の輸出リストに、ディーゼル潜水艦や汎用ヘリコプターUH60「ブラックホール」などは含まれていなかったものの、記事は「これまでで最大規模。台湾の軍事力向上に大きく貢献するだろう」と不快感を表している。

記事はまた、米中関係が良好な状態を続けている今、突然このような措置に踏み切った米国に対し、「馬英九(マー・インジウ)政権になってから、中台関係が歩み寄りの姿勢を見せ始めたことで、米国は焦っている。台湾が中国に取り込まれないよう、台湾と密接な軍事協力関係を築くことを急いでいるようだ」と批判した。(翻訳・編集/NN)

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