<続報>著名学者をビンタの犯人に拘留15日―江蘇省無錫市

Record China    2008年10月8日(水) 15時18分

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8日、人気番組「百家講壇」のコメンテーター・閻崇年氏が、著書のサイン即売会を開催中に来場者の1人に殴打された事件で、拘束された犯人に当局から拘留15日、罰金1000元の処分が下った。写真は閻氏。

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2008年10月8日、人気番組「百家講壇」のコメンテーター・閻崇年(イエン・チョンニエン)氏が、著書のサイン即売会を開催中に来場者の1人に殴打された事件で、拘束された犯人に当局から拘留15日、罰金1000元(約1万5000円)の処分が下った。新聞晨報が伝えた。

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閻氏は今月5日午後、江蘇省無錫市の書店で著書のサイン即売会に出席。その際、サインを求めた若い男のうち1人が、閻氏に平手打ち2発を食らわせた。男はその場で係員に取り押さえられたが、別の男からは「ざまを見ろ」「売国奴」などの罵声が閻氏に浴びせられたという。

犯行の背景には、満州族に対する歴史的な見解の相違があると見られている。閻氏は満州族による王朝である清朝が、かつて漢民族の大虐殺を犯した歴史について、それを擁護する立場をとっている。閻氏は満州史の専門家だが、自身は漢族。

犯人にはこのほど当局より拘留15日、罰金1000元の処分が下った。中国の「治安管理処罰法」によると、傷害罪は被害者が障害者、妊婦、14歳以下あるいは60歳以上だった場合、刑罰が重くなる。このほどの処分は、中でも最高刑に値する。閻氏は75歳。

この件について、閻氏本人はしばらくコメントを控えるとしている。家族によると、同氏は現在、自宅で休養中だが、殴打による負傷はないという。(翻訳・編集/愛玉)



   

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