2008年10月6日、韓国ハンナラ党の李性憲議員は国会で「韓国の高級公務員は中国ハッカーの攻撃にさらされており、国家機密が流出している可能性が高い」と発言した。7日、環球時報が伝えた。

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李議員が例証として提出したのは大統領府を差出人として偽装したEメール「李明博大統領海外訪問日程」。文中には「日程表が添付されているので確認するように」との一文があり、ファイルを開けばコンピューターウイルスに感染してしまう。同様のメールを受け取った公務員は多数に上るという。

中国ハッカーによるスパイ活動はこれまでも韓国メディアを騒がせてきた。今年1月1日には軍事機密情報を狙ったコンピューターウイルス付きメールが軍高官に送られたことが報じられた。聯合ニュースは、中国政府が2000年に約100人からなるネットワーク攻撃専門部隊を組織したと報じている。

中国紙・環球時報は、韓国の報道は欧米メディア同様、根も葉もない「中国ネットワーク脅威論」を喧伝するものとして批判している。（翻訳・編集/KT）