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7日、広東省広州市から貴州省遵義市に向かう「1291次列車」の車中で9月25日、乗客が車掌らに全身をガムテープで縛られた上、一晩放置され、翌朝死亡するという事件が起きていたことがわかった。写真は現場の様子。
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2008年10月7日、広東省広州市から貴州省遵義市に向かう「1291次列車」の車中で9月25日、乗客が車掌らに全身をガムテープで縛られた上、一晩放置され、翌朝死亡するという事件が起きていたことがわかった。南方都市報が伝えた。
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死亡したのは曹大和(ツァオ・ダーホー)さん(30歳)。貴州省で妻と2人の子供と暮らしていたが、最近広東省に出稼ぎに来ていた。曹さんの実弟によると、曹さんは出稼ぎ後間もなく精神的に不安定になり、時々大声で叫んだり暴れたりするようになった。そのため、今回は2人の同郷が曹さんを故郷に連れて帰る途中だったという。
目撃者の話によると、列車は24日夜10時40分ごろ出発し、それから間もなく曹さんが大声を出し始めた。しばらくすると、窓から飛び降りる仕草も見せたため、車掌がガムテープで全身を縛り身動きが取れないようにした。曹さんは苦しがっていたが、そのまま一晩放置。その間、同郷2人を含む乗客のほとんどは傍観していたという。
容態が急変したのは、翌朝の午前9時ごろ。車掌が「ゆるんでいるから」とガムテープを再度きつく巻きつけた直後だ。発見された時にはすでに呼吸も弱っており、間もなく死亡が確認された。曹さんの遺族は現在、司法解剖の結果を待って、車掌の責任をめぐる訴訟を起こすかどうか検討したいとしている。(翻訳・編集/NN)
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