有名学者にビンタ、歴史問題が原因か―江蘇省無錫市

Record China    2008年10月8日(水) 9時24分

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7日、北京満学会会長で、中央電視台の人気番組「百家講壇」の講演者でもある閻崇年氏のサイン即売会に暴漢が乱入し、平手打ちされる事件が発生した。背景には満州族に対する歴史的な見解の相違があると見られている。写真は閻崇年氏。

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2008年10月7日、「新京報」の報道によると、北京満学会会長で、中央電視台(CCTV)の人気番組「百家講壇」の講演者でもある閻崇年(イエン・チョンニエン)氏が、著書のサイン即売会を開催していたところ暴漢が乱入し、平手打ちを食らう事件が発生した。背景には満州族に対する歴史的な見解の相違があると見られている。

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閻氏は5日午後、無錫市の書店で著書のサイン即売会に出席し、ファンとの交流を図っていた。サイン会は好評で、多くのファンがつめかけ、予定時間をオーバーするほどだった。すると突然、若い男が乱入し、閻氏に平手打ち2発を食らわせた。男はその場で係員に取り押さえられたが、別の男からは「ざまを見ろ」「売国奴」などの罵声が閻氏に浴びせられたという。

事件後、平手打ちをした犯人は警察に拘留された。犯人の弟は「清朝で大虐殺を犯した満州族を擁護する閻氏と、兄は考え方が異なっており、興奮して手が出てしまったのだと思う。あくまで個人的な行動で、何か裏があったり陰謀を意図してのものではない」と語った。平手打ちや罵声の背景には、満州族に対する歴史的な見解の相違があると見られている。

ある学者は「異なる考えだからといって、その都度学者が殴られていたんでは誰が好んで学問を研究するだろうか」と暴力反対の立場を表明した。(翻訳・編集/HA)



   

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