<汚染粉ミルク>飼料のメラミン残留基準策定へ―中国

Record China    2008年10月5日(日) 20時8分

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4日、中国農業部は、家畜飼料の品質安全管理をさらに徹底し、残留メラミンの限度量を早急に設定する意向を明らかにした。写真はメラミン汚染事件を受けて乳製品生産工場を視察する中国の李毅中工業・情報化部長。

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2008年10月4日、中国農業部の孫政才(スン・ジョンツァイ)部長は、飼料の品質安全管理をさらに徹底し、飼料中に残留するメラミンの限度量を早急に設定する意向を明らかにした。中国新聞社が伝えた。

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孫部長によれば、これまでの飼料中のメラミン残留値、動物および動物製品の安全への影響などを総合的に考慮して、説得力のあるデータを提示するという。また、諸外国の方法を取り入れつつ、関連の食品基準と結び付けてメラミンの残留基準を策定する、としている。

大手乳製品メーカー「三鹿集団」による汚染粉ミルク事件の発生以来、懸念が強まる中国国内。乳製品のメラミン残留は、各界が特に問題視している。農業部は関連部門と連携を図りながら、酪農家の利益を保護し、健全かつ安定した乳業発展の確保を目的に、乳業を重点産業とする省に査察チームを派遣するなど監視の目を強めている。

各段階の農業および牧畜獣医部門もまた、違法行為を取り締まりながら、酪農家の利益を保護すべく尽力している。各地の酪農家の廃業現象は、ある程度落ち着きを取り戻した様子。9月22日に廃業率は過去最高の23.6%に達したが、10月1日の時点で4.6%に下降している。(翻訳・編集/SN)

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