<職業総合症>連休中も携帯は離さず、サラリーマンの6割―中国

Record China    2008年10月7日(火) 7時3分

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4日、中国の国慶節の連休前、大型人材募集サイトがサラリーマン約5000人を対象に調査を実施し6割弱が「職業総合症」に罹っているとの結果が出た。連休後半も仕事が頭から離れないという人が多くいるという。資料写真。

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2008年10月4日、国慶節の連休中(9月29日―10月5日)前、大型人材募集サイトがサラリーマン約5000人を対象に調査を実施したところ、6割弱が「職業総合症」に罹っているとの結果が出たが、実際、連休後半も仕事が頭から離れないという人が多くいることが分かった。新民晩報が伝えた。

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「職業総合症」は中国語では「工作綜合征」あるいは「工作綜合症」。休みに入っても、いつも仕事のことが気になって、朝早く目が覚める、携帯が気になるなど一向に気が休まらない状態に陥ることを指す。新民晩報によると、ある国有企業の職員は、連休中もいつ幹部から電話が入るか気が気ではなく、家にいる時も外出中も携帯電話が気になり、夜も眠れないという。

調査の結果、「連休中、安心して休める」という回答は44.8%だった。職業総合症に罹っていると回答した6割弱のうち、5割超は「連休2日目まで早朝に目が覚め、熟睡できないだろう」、約4割が「いつも仕事を思い出しそう」、約3割が「携帯電話が鳴ると“出たくない”“面倒”と思うだろう」と答えた。

製薬会社の中堅幹部は、「職員の職業総合症は個人の心の調節とトップが休日中に仕事をするかしないかに左右される」と話す。職業総合症に罹った原因を調べた結果、「トップが休日も働くから」を選んだ人は「自分の心の調整が重要」を選んだ人の2倍だった。

職業総合症治療について専門家は「個人の仕事に対する意識の調節が肝心」と指摘、「爆睡や友人との食事、買い物で気分転換するよりも、スポーツジムで汗を流したりアウトドアを楽しんだりするほうが効果的。旅行に出かけ環境を変えることも症状を緩和させる」と述べた。(翻訳・編集/汪葉月)

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