2008年10月2日、アメリカから20時間余りをかけて、1230頭のブタが重慶に到着した。まずは市内に設けられた特別隔離施設で45日間の検疫を受けることになる。海外からこれほど多くのブタを一度に輸入するのはこれが初めて。中国新聞網が伝えた。

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ブタを載せた飛行機が空港に到着すると、マスクを被り消毒を受けた重慶市動物検疫部門の係官が飛行機の周囲を消毒し、ブタからの感染を防いだ。ブタは7時間かけて飛行機から輸送車へ移され、隔離施設へ送られたが、警備の自動車が前後につき、途中ミネラルウォーターを与えて休憩させるという、まさにVIP扱いであった。

これらのブタは繁殖に用いられるが、曾孫にあたるブタが市場に出回ることになる。関係者によると4年間で100万頭まで繁殖させる計画だ。輸入されたブタはいずれもアメリカで毎年受賞している優良種で、1頭2万元（約30万円）の価値が見込まれている。これらのブタは100万頭に到達した時点で市場に出回るが、出回るのは最も早くて来年だという。（翻訳・編集/小坂）