自然災害による被害、大半がアジアに集中―中国

Record China    2008年9月22日(月) 13時40分

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21日、台風や洪水、干ばつ、地震など自然災害の発生数と被災者が世界的に増加しているが、被災者の多くはアジアに集中していることがわかった。写真は18日に四川省で発生した土石流。

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2008年9月21日、中国新聞網によると、台風や洪水、干ばつ、地震など自然災害の発生件数と被災者が世界的に増加している。2006年の自然災害による死者は全世界で2万7000人に上るが、大半がアジアに集中している。

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神戸にあるアジア防災センターの報告によれば、アジアに集中している原因は、温暖化や森林伐採、砂漠化、無秩序な都市化など、複数の要因が重なった場合、他の地域よりも災害に対して脆弱だからとという。また報告では、地域の持続的発展のためには、防災の視点を重視し、災害対策を強化すべきだと指摘されており、周辺国への防災援助も重要だとしているという。

自然災害は年々増え続けており、1975年には100件以下だったのが、2006年には457件、被災者は1億3500万人、死者は2万7000人にまで増加。06年に自然災害の被害を受けた人のうち、暴風雨による被害(50%)が最も多く、洪水(24%)、旱ばつ(23%)、地震(3%)と続いた。自然災害の40%がアジアで発生したが、被災者は89%、死者は59%もの割合を占める。06年、アジアで自然災害の被災者がもっとも多かったのは中国。また、フィリピンでは台風被害で700万人が被災、インドとタイでは洪水により100万人が被災した。

日本でも洪水と台風により2万6000人が被災、161人が死亡した。報告によれば、日本は地理的な条件から自然災害が多数発生するものの、防災システム、災害対策が整っているため、他の国と比べて被害が抑えられているという。(翻訳・編集/岡田)

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