男性医師の半数以上が喫煙者、医学界に禁煙提唱の動き―中国

Record China    2008年9月22日(月) 11時6分

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19日、中国の喫煙人口は3億5000万人、医療スタッフの喫煙率は35.8%で、うち男性スタッフの喫煙率は50%を超えることがわかった。写真はアモイの病院の喫煙室。

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2008年9月19日、第9回中華医学会の会合が西安で行われ、全国2000人あまりの呼吸器科医師が署名した「中華医学会呼吸器病学分会禁煙提案書」が提出された。中国新聞社(電子版)が伝えた。

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中華医学会の鍾南山(ジョン・ナンシャン)会長によると、中国ではニコチン依存症に対する正確な認識が浸透しておらず、医療スタッフですらタバコの害に対する認識が低いという。全国流行病学調査によると、中国の喫煙人口は3億5000万人。タバコに関連する疾病で亡くなる人は100万人を超える。さらに医療スタッフの喫煙率は35.8%で、うち男性スタッフの喫煙率は50%を超えるという。なお、禁煙に成功した人の7割近くは医師の勧めによるものだったという。

専門家のデータによると、30歳までに禁煙すれば、肺ガンのリスクは90%減少し、禁煙して5年後には、口腔ガンと食道ガンのリスクが50%に減少することがわかっている。禁煙すると心臓病のリスクも下がり、肺機能もやや上昇する。英国の医師が50年前に追跡調査した結果、喫煙者は非喫煙者よりも平均で10年早く死亡し、60、50、40、30歳の禁煙ではそれぞれ3、6、9、10年寿命が延びたことがわかっている。

中華医学会呼吸器病分会の劉又寧(リウ・ヨウニン)主任は、この学会で禁煙科学室を設立し、全国に禁煙医院の建設を推し進め、ニコチン依存に苦しむ患者の手助けになりたいと述べた。(翻訳・編集/中原)

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