最大手検索サイトに検索結果の不正操作疑惑=メラミン混入粉ミルク関連のデータを削除―中国

Record China    2008年9月19日(金) 12時26分

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9月、中国ナンバーワン検索サイト・百度がメラミン混入事件の粉ミルク製造メーカーに関するマイナス情報を不正操作により削除しているとの疑惑が広がっている。写真は百度のトップページ。

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2008年9月、中国ナンバーワン検索サイト・百度がメラミン混入事件の粉ミルク製造メーカーに関するマイナス情報を不正操作により削除しているとの疑惑が広がっている。

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13日、21世紀網はある広告代理店が粉ミルク製造メーカーの三鹿集団に多額の広告料を支払えば検索データから粉ミルク事件関連の情報を消去可能と持ちかけたことを報じた。一部では検索データ1件あたり1万元(約15万円)を支払うことで消去が可能とささやかれている。百度は検索データの不正操作疑惑を否定したが、ネット掲示板では「マイナス情報の処理について」「百度の否定的ニュース掲載取りやめと引き替えに検索順位を引き上げる提案」など不正操作疑惑を裏付ける百度幹部のメールが公開され、ネットユーザーの注目を集めている。

もともと百度は検索結果の上位を広告料の多寡によって決定していると言われており、人気キーワードの場合は上位数ページにわたり広告出稿サイトで埋め尽くされているという。また中国市場シェア2位のグーグルと比べ検索結果が大きく違うこともネットユーザーの疑念を呼んでいる。インターネットが生活に不可欠なものとなる中、検索サイトはいわば公共インフラ的な要素を持つだけに、浮上した百度の不正操作問題はネットユーザーの厳しい批判の的となりそうだ。(翻訳・編集/KT)

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