<中華経済>リーマン破たん、金融機関がリーマン債の保有状況を発表―中国

Record China    2008年9月18日(木) 15時3分

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18日、米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破たんしたことに絡み、中国金融業界のリーマン債券の保有状況に注目が集まっている。18日現在、複数にわたる中国資本の銀行、保険会社が現状を明らかにした。

2008年9月18日、米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破たんしたことに絡み、中国金融業界のリーマン債券の保有状況に注目が集まっている。18日現在、複数にわたる中国資本の銀行、保険会社が現状を明らかにした。18日付で上海証券報が伝えた。

中堅銀行の招商銀行は16日、「リーマン債券を7000万米ドル分保有している」と発表。

招商銀行に続き、17日には大手行の中国銀行が17日現在で7562万米ドル分のリーマン債券を保有していることを発表した。中国銀行はニューヨーク支店がリーマンとその子会社に対して計5320万米ドルの融資があることも明らかにしている。保有債券と融資とを合わせた総額は6月末現在の総資産のうち0.01%、純資産の0.19%を占め、財務に与える影響は軽微だとの見方を示した。

大手行の中国工商銀行が保有するリーマン債券は計1億5180万米ドル。6月末現在の総資産に占める割合は0.0001%と小額にとどまる。中国建設銀行は「調査を進めている段階」として、現時点では具体額を明らかにしなかった。交通銀行も具体額を明らかにしなかったが、外貨建て債券の投資比率が低いことを理由に、影響は軽微にとどまるとの見解を示した。

このほか、中国平安保険、中国人寿保険、中国太平洋保険、中保国際控股、中国人民財産の保険大手5社は、リーマン債券を保有していないことをそれぞれ発表した。(翻訳・編集/KS)

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