人気リゾート高原の湖がヒ素汚染、原因は近くの化学工場―雲南省

Record China    2008年9月18日(木) 15時44分

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17日、雲南省の9大高原湖の1つである「陽宗海」が、近くの化学工場から垂れ流された工業排水によって、深刻なヒ素汚染に陥っていることがわかった。写真は06年、同湖で行われた北京五輪ヨット代表を決める選考会。

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2008年9月17日、雲南省の9大高原湖の1つである「陽宗海」が、深刻なヒ素汚染に陥っていることがわかった。原因は、近くの化学工場から垂れ流された工業排水。すでに工場は閉鎖され、関係者の身柄も拘束されているという。中国新聞網が伝えた。

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この「陽宗海」と呼ばれる湖は、雲南省の中心都市である昆明市からおよそ36kmの距離。風光明媚で温泉もあり、リゾート地として人気が高い。湖の広さは30平方キロメートル。02年からこれまで目立った水質汚染はなかった。

今回の汚染原因は、雲南澄江錦業工貿有限公司が湖の近くで操業する化学工場。同工場は決められた排水処理を行っておらず、大量のヒ素化合物を含む工業排水が直接湖に垂れ流されていた。すでに工場は閉鎖され、関係者の身柄も拘束されている。

陽宗海は、約2万6000人の飲料水の水源にもなっている。地元当局は、緊急に別の水源を確保するとともに、湖で泳いだり湖でとれた魚介類を食べたりしないよう周辺住民に呼び掛けた。(翻訳・編集/NN)

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