不正蓄財15億円も!校長は人気の職業、汚職が横行―中国

Record China    2008年9月17日(水) 14時36分

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16日、新華網は、学校長が強大な権力を持ち汚職の温床となっている現状を批判する論説員・王石川によるコラムを掲載した。写真は天津市の南開大学で行われた西南連合大学設立70周年記念石碑の除幕式。清華大などの校長が集合した。

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2008年9月16日、新華網は論説員・王石川(ワン・シーチュエン)による学校長が強大な権力を持ち汚職の温床となっている現状を批判するコラムを掲載した。

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新華社は先に、英国では1000校以上の学校で校長不在になっているとのニュースを報じた。あまりにプレッシャーが強い仕事のため希望者がいないためだという。一方、中国でも同じくプレッシャーが強いだろうが、募集をすればあっという間に膨大な数の希望者が集まろうと王氏は指摘する。

それは中国の校長が尊敬を集める存在であるのと同時に強力な権力を持ち、不正な蓄財も可能な職位であるためだという。先日も北京市のある小学校長が不正に1億元(約15億円)以上の資産を手にして逮捕された。

王氏はこうした問題の背景には、中国の学校長が教育行政当局により任命されていることがあると指摘する。そのため校長は教育者である以上に官僚となってしまっているのだ。任命制度であれば英国のような校長不在という問題は起こりえないが、しかし権力におぼれ腐敗した校長はさらに深刻な問題だと言えると同氏は批判した。(翻訳・編集/KT)

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