<赤ちゃん結石><続報>メラミン混入容疑で原料乳生産者の兄弟2人を逮捕―河北省

Record China    2008年9月15日(月) 19時56分

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15日、河北省公安庁は同省の三鹿集団製造の粉ミルクを飲んだ乳児らが結石を発症する被害が続出した事件で、原料乳を納入した生産者2人を正式に逮捕したと発表した。写真は南京市児童病院に開設された「三鹿粉ミルク事件」専門診察室。

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2008年9月15日、河北省人民政府は記者会見を開き、三鹿集団が製造した粉ミルクに有害物質のメラミンが混入していた事件で、原料乳を同社に納入していた生産者2人を14日夜に逮捕したと発表した。逮捕された2人はメラミン混入容疑を大筋で認めているという。「中国新聞網」が伝えた。

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河北省公安庁の史中貴(シー・ジョングイ)報道官は会見で、「同省の公安機関が全力で事件の解明に取り組んだ結果、有毒・有害食品販売罪の容疑で2人を逮捕することができた」と話した。容疑者2人は兄弟で河北省石家荘市正定県南楼郷在住。04年に兄が知人と乳牛飼育を始めた当初から三鹿集団に搾乳した生乳を販売。弟は輸送を担当し、毎日3tを三鹿側に納入していた。

07年下旬、容疑者らが販売した原料乳が検査不合格でたびたび三鹿集団から返品されるようになったため、メラミンを原料乳に混ぜてたんぱく質含有量を高く見せることに。警察の事情聴取では当初、兄はメラミン混入をかたくなに否定していたが、同市内の化学工業原材料販売店から20kg入りメラミンを3回購入していた事実を突きつけられると、その容疑を認めたという。「人体には無害だと思った」と話す2人だが、家族の中にメラミン混入の生乳を飲んだ者はいないとのこと。

史報道官はさらに、事情を聞いた疑わしい19人についても一部に容疑を認める供述を得られたとして、現在捜査中であることを明らかにしている。(翻訳・編集/本郷)

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