<赤ちゃん結石><続報>容疑者の大半は牧場・搾乳場のオーナー―中国

Record China    2008年9月15日(月) 15時54分

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14日、中国の大手乳製品メーカー「三鹿集団」が製造した粉ミルクに有害物質の「メラミン」が混入していた事件で、地元警察当局は拘束した容疑者19人のうち18人は牧場、乳牛繁殖場、搾乳場の経営者であると発表した。写真は甘粛省の病院に入院した乳児。

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2008年9月14日、中国の大手乳製品メーカー「三鹿集団」が製造した粉ミルクに有害物質の「メラミン」が混入し、乳幼児400人以上の健康被害を招いた事件で、河北省の警察当局は拘束した容疑者19人のうち18人は牧場、乳牛繁殖場、搾乳場の経営者であると発表した。中国新聞社が伝えた。

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河北省政府は14日記者会見を開き、現段階での調査状況を報告。席上、同省警察当局は、「調査の進展とともに、加工―保管―流通過程での混入の可能性は次々に排除され、原料の牛乳やその原料購入段階で混入されたものと特定された」と述べ、「牧場、乳牛繁殖場、搾乳場41か所の経営者がメラミンを混入させた疑いがあることが判明した」と発表した。警察当局によれば、同月12日午前5時(現地時間)、約800人の態勢で立ち入り調査を行い、現場からメラミンらしき物質を押収したという。

警察当局は、事件に関わったとみられる78人を任意で呼び、うち19人を有毒・有害な食品を生産・販売した罪で拘束した。18人は牧場、乳牛繁殖場、搾乳場の経営者で、残る1人は添加物を違法に販売していた業者。容疑者らは共にたんぱく質含有量を多く見せかけ、品質検査基準をパスする目的でメラミンを添加したことを認めているという。

中国では今年3月から同メーカーの粉ミルクを摂取した乳幼児が相次いで腎臓結石や尿路結石を発症させており、これまでに甘粛省で乳児1人が死亡したことがわかっている。(翻訳・編集/SN)

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