<パラリンピック>金メダリストの江福英選手、孤児院前に捨てられていた…―中国

Record China    2008年9月15日(月) 21時7分

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13日、北京パラリンピック女子50mバタフライS6クラス決勝で金メダルを獲得した江福英選手。20年前に孤児院前に捨てられていた両腕のない赤ちゃんは、今輝きのなかにいる。

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2008年9月13日、北京パラリンピック女子50mバタフライS6クラス決勝が行われ、中国の江福英(ジアン・フーイン)選手が見事金メダルを獲得した。人々からの暖かい祝福を受ける江選手は、今から20年前には孤児院の入り口に捨てられていた両腕のない赤ちゃんだった。「中国新聞網」が伝えた。

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38秒44の世界新記録で優勝した江選手は「とてもうれしい。たくさんの人に感謝したい」とコメント。競技会場の「水立方(国家水泳センター)」には「江福英親友団」の大きな横断幕が掲げられていたが、これについては「誰が来てくれたかわかりませんが、たぶん施設の先生たちだと…」答えた。

1988年、湖北省荊州市の「荊州福利院(児童施設)」は門前に捨てられていた両腕のない女の赤ちゃんを発見。同施設は「福嬰」と名づけたが、その後、福利院の「英雄」になると信じて「福英」に改名したという。まさに先見の明があったといわざるを得ない改名だが、江選手がここまで来るには数々の試練と苦難があった。アテネでは好成績を残せず悔し涙にくれたことも。本大会でも200mでは4位、100mでは銅メダルを獲得、上り調子になっていた。

メディア学を学ぶ現役女子大生でもある江選手は「昔は両親を恨んだこともあるけど、今はなんとも思わない。ただ両親には私のような娘がいたことを覚えていてほしい」と話している。(翻訳・編集/本郷)

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