主婦の自殺率が上昇、コミュニケーション不足で―広東省

Record China    2008年9月15日(月) 14時26分

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12日、専業主婦が自殺の高リスク群に新たに加わったことが分かった。一日の大半を家の中で過ごし、社会との繋がりがないため、抑うつ状態に陥りやすく、症状の重い人は自殺へ向かう可能性があるという。資料写真。

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2008年9月12日、南方網が伝えたところによると、専業主婦が自殺の高リスク群に新たに加わったことが分かった。10日に広州市心理危機研究関与センターで行われた「第1回広東省自殺予防及び心理関与研究討論会」で専門家が発表した。

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07年10月29日に広州心理援助ホットラインが開通し、08年8月31日までに受けた相談件数は6587件。相談者のうち専業主婦は190人で、うち自殺願望のあった人は15人(9.7%)。平均的な割合よりも3.4%高かった。相談内容は、恋愛・結婚に関する問題が25%と最も多かった。

「専業主婦は一日の大半を家の中で過ごし、社会との繋がりがなくなるため、抑うつ状態に陥りやすく、症状の重い人は自殺へ向かう可能性がある」と広州市心理危機研究関与センターのコンサルタント王鈴(ワン・リン)氏は話す。「専業主婦も、子どもが2歳になったらまた仕事に出ると良い。社会との接点を多く持つ事で、自然と心理状態も良くなり、自殺者数も減少するはずだ」という。

広州市脳科医院の李潔(リー・ジエ)教授によると、市民の5%が抑鬱症にかかっているという。そのため電話ホットラインや自治体の家庭訪問などを通じて、カウンセリングを推奨している。イタリアのベネトではこうした援助により大きな効果を上げ、この地区の自殺率は11年間で71%も下がったという。(翻訳・編集/中原)

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