毛沢東の写真はすべて修正写真=加工担当者が激白―中国

Record China    2008年9月12日(金) 9時5分

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2008年9月11日、中国新聞社は中国国営通信社・新華社の元カメラマンとして毛沢東元国家主席の写真加工を担当していた陳石林氏のインタビューを掲載した。写真は北京市天安門の毛主席の肖像画。2006年に新たなものと交換された。

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2008年9月11日、中国新聞社は中国国営通信社・新華社の元カメラマンである陳石林(チェン・シーリン)氏のインタビューを掲載した。

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陳氏は10歳から江蘇省南京市のカメラ店で修行をはじめ、後に香港、台湾で写真加工技術を習得した。1950年に大陸へ戻ったが、当時は写真加工技術を習得している人間は少なく、すぐに中央新聞撮影局に登用、後に新華社撮影部に配属され、幹部相当の好待遇を受けた。

陳氏がてがけたなかでも最も重要な仕事は毛沢東(マオ・ツォートン)元国家主席の写真加工。現在知られている写真はほぼすべてが加工されたものだという。例えば毛主席はヘビースモーカーでその歯は真っ黒だったが、写真では真っ白な歯がこぼれている。加工は写真の真実性をゆがめる行為との批判もあるが、陳氏は「当時は何よりも政治が優先される時代だった」と話し、むしろ加工によって本質をよりよく示した毛主席の写真となったと話している。(翻訳・編集/KT)

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