2008年9月10日、中国の伝統行事「中秋節」が近づくと、必ず取り沙汰されるのが「月餅」の過剰包装問題。だが今年は規制が強化され、店頭には例年になくシンプルな月餅が並んでいるという。中国青年報が伝えた。

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中国では毎年、大量の過剰包装がゴミとして捨てられている。その額およそ2800億元（約4兆2000億円）。特に多いのが、毎年「中秋節」になると友人・知人に贈り合う「月餅」の過剰包装だ。その勢いは止まるところを知らないが、「月餅」を食べてしまえばそれらは単なるゴミ。そのため、数年前から「無駄遣い」を指摘する声が多く挙がっていた。

国家質量監督検験検疫総局（国家質検総局）は今年3月、「過剰包装に対する規制条例（案）」を発表。「商品1個当たりの包装のすきまは55％を超えてはならない」「3重以上の包装をしてはならない」「包装コストが商品価格の15％を超えてはならない」など細かい規制を設け、「節約」を呼び掛けていた。今年の「中秋節」は9月14日。（翻訳・編集/NN）