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6日、先ごろ、中国衛生疾病予防部門の専門家は、四川大地震で被災した北川チャン族自治県の消毒・殺虫作業が順調に進んでおり、空気が正常な状態に回復したことを報告した。写真は同県で行われた震災発生後100日の慰霊祭。
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2008年9月6日、先ごろ、中国衛生疾病予防部門の専門家は、四川大地震で被災した北川チャン族自治県の消毒・殺虫作業が順調に進んでおり、空気が正常な状態に回復したことを報告した。新華網が伝えた。
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5月12日に発生した四川大地震で壊滅的な被害を受けた同省北川チャン族自治県。地震によりできた唐家山せき止め湖の放水により県の3分の1が水没、衛生環境が悪化した。感染症など二次災害の発生が懸念されることから、同県域は封鎖され無人となっている。
綿陽市疾病予防コントロールセンターによると、8月30日、中国政府、四川省、綿陽市の疾病予防専門家は北川チャン族自治県を視察。9月3日、次の3項目から実施調査の結果を報告した。
(1)環境衛生――100日余りの清掃活動を経て、主要道路の土砂除去作業は完了。基本的に道路は開通した。また、蚊やハエが繁殖しそうな場所が依然あるものの、空気は正常な状態に回復している。
(2)公共衛生に害をもたらす生物(病原媒介生物)の密度――「[シ文]川(ぶんせん)地震災区病媒生物監測方案(病原媒介生物に関する四川大地震被災地区の監視測定方案)」に基づく調査を実施。蚊、ハエ、ネズミなどの駆除は合格レベルに達している。
(3)消毒状況――感染症予防対策として毎週1〜2回のペースで消毒・殺虫作業を実施。防疫効果は非常に高い。
専門家は「科学的な消毒・殺虫作業を実施しており、その効果は十分に得られている」としたうえで、「復興開発での良好な基盤となるだろう」との考えを示した。(翻訳・編集/SN)
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