韓国で上半期の即席麺の売り上げが過去最高に、日本にも「韓国ラーメンブーム」到来?

Record China    2020年8月22日(土) 12時20分

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21日、韓国・朝鮮日報によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により自宅で食事をする人が増え、今年上半期の韓国内の即席麺の売上高が半期基準で過去最高を記録した。写真は韓国のインスタントラーメン。

2020年8月21日、韓国・朝鮮日報によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により自宅で食事をする人が増え、今年上半期の韓国内の即席麺の売り上げ高が半期基準で過去最高を記録した。

記事によると、今年上半期の国内の即席麺の売り上げ高は1兆1300億ウォン(約1005億6500万円)で、前年同期比7.2%増加した。コロナ禍でインターネットでの物の購入が広がり、特にネットを通じての即席麺の売り上げが増加した。韓国の大手食品メーカー・農心(ノンシン)によると、今年上半期に同社がネットを通じて販売したラーメンの売り上げ高は400億ウォン(約35億5700万円)で、前年同期に比べ2倍近く増加したという。

販売されている即席麺の種類にも変化があり、コンビニなどでよく売れるカップ麺の売り上げ高は減り、袋入りのラーメンの売り上げが増えた。農心の関係者は「袋入りのラーメンは、カップ麺に比べ安価で量が多く、家族での食事用として良いことに加え、非常食用としてまとめ買いした人も多かった」と話した。

■日本でも韓国のラーメンが人気の兆し?

上半期の売り上げが過去最高を記録した韓国のラーメンだが、日本でも若者を中心に人気を集めているという。韓国メディア・ニューシスは2日、日本でSNSを中心に韓国ラーメンブームが起きていると報じた。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)東京貿易館によると、日本で韓国のラーメンの人気を高めたのは、動画投稿サイトYouTubeで韓国のラーメンを食べる様子を伝えるユーチューバーの存在が大きいという。

ユーチューバーのロシアン佐藤さんのYouTubeチャンネル「おなかがすいたらMONSTER」では、今年のアカデミー賞作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」に登場する即席麺「チャパグリ」を紹介。若者を中心に動画の視聴者が韓国のラーメンに関心を持ち、それによって需要が増えているという。

このニュースが報じられた際、韓国のネットユーザーからは「日本に住んでいるが、韓国のラーメンは一般のスーパーにはまだ辛ラーメンしかない。韓国のラーメンが人気と言えるまでにはなっていない」「日本に出張に行った時、コンビニに辛ラーメンがあってびっくりした」といったコメントが寄せられた。

昨年の日本のインスタントラーメンの総輸入額は51億4000万円で、そのうち、韓国からの輸入は約70%を占めている。KOTRA東京貿易館では、コロナ禍で、自宅で簡単に作れる食品の需要が増えていることから、韓国のラーメンの輸入額もさらに増加すると予想している。(翻訳・編集/関)

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