韓国ラーメン、米国市場で日本ラーメンを猛追=韓国ネットは大喜びかと思いきや…

Record China    2018年7月29日(日) 13時10分

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25日、韓国・中央日報は、日本のラーメンが席巻していた米国のラーメン市場で、韓国のラーメンが「辛い味」を武器に勢いを広げていると報じた。写真は韓国のラーメン。

2018年7月25日、韓国・中央日報は、日本のラーメンが席巻していた米国のラーメン市場で、韓国のラーメンが「辛い味」を武器に勢いを広げていると報じた。

昨年の米国のラーメン市場は年間10億ドル(約1100億円)規模で、市場シェア1位はマルちゃん(46%)、2位は日清(30%)、3位が韓国の農心(ノンシム、15%)という結果だった。記事は「注目すべき点は成長の勢い」とし、「農心は10年前の2%から近年14%ずつ売り上げを伸ばし、急速に日本のラーメンに追いついている」と伝えている。1971年に初めて米国市場に足を踏み入れた農心は、売り上げの急増を受けて2005年にLA近郊にラーメン工場を設立。同工場で16種類のラーメンが生産され、カナダや米国・メキシコ地域で年間3億個以上売られているという。

また米国で生産していない韓国のラーメンを求める米国人も増えており、韓国は米国へのラーメン製品輸出1位の国に成長。KOTRA(大韓貿易投資振興公社)の調査によると、米国は昨年、韓国から5862万ドル(約66億3000万円)のラーメン製品を輸入(前年比16.3%増)した。ラーメンの輸入額全体の26.6%を占めたそうだ。KOTRALA貿易館のクォン・オソク館長は「辛い韓国のラーメンにチャレンジする動画がSNSで紹介され、世界の若い消費者の間で韓国のラーメンに対する関心が高まった。特に辛い味を好むヒスパニック系の消費者らが韓国のラーメンを好む」と話している。

記事は、農心の北米地域販売総括担当者の話も伝えている。それによると、日本のラーメンは主な攻略対象が低所得層だったため、麺と粉末スープしか入っていなかったが、農心は高級小麦粉にかやく入りスープまで添えるなど、中間層以上をターゲットにしているとのこと。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「米国用の辛ラーメンを食べてみたけど、韓国のとは違って具も多いし、小麦粉も高級。やっぱり韓国人をバカにしてる?」「ラーメンも国内と国外で違う。国外のは麺やかやくが1.5倍多い」など国内外の違いを指定する声が上がっている。また「韓国では最近辛ラーメンが売れないから、輸出に方向転換した」「農心より別ブランドのラーメンの方がおいしい」「辛ラーメン?収入の90%を日本に持ってく会社なのに、これが韓国企業といえる?」との批判コメントが寄せられるなど、純粋に喜ぶ人は少ないようだ。

中には「日本のカップラーメンを食べたら分かると思うけど、エビも卵も肉も大きくて韓国とは比べ物にならない。広告と実物も同じだし。韓国も『かやく』をベンチマーキングしたらいいけど、死んでもやらないだろう」と日本と比較するユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)

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